院長あいさつ

Pocket
LinkedIn にシェア

「本来の元気な自分の姿」を取り戻して欲しい

自己紹介

 はじめまして。院長の石綿です。
 私は、神奈川県藤沢市の出身で小さい頃から野球少年でした。高校時代は硬式野球部で投手として甲子園を目指しましたが、最後の夏予選前に手を骨折。人生初めての挫折を体験しました。
 
 その後は、都内の私大に進み、大学では野球とストリートダンスのサークルとアルバイト漬けの日々を送っていました。野球では神宮球場でサークル関東1を決める大きな大会に出場したり、ダンスではストリートダンスコンテストなどにも出場したりと、とても充実した学生生活を送ることができました。
 
 就職活動後、不動産会社に務め、超多忙の生活を送り、リーマンショックの不況なども経験し、約3年弱務めました。この会社員時代の経験は短いものの、恵まれた上司や環境であったため、今となっては非常に良い経験だったと思っています


この道を目指したきっかけ

 私は、高校野球時代に怪我で苦しみ、会社員時代には過労やストレスで体調不良を幾度も経験し、挫折や苦しみを何度も味わってきました。
 
 ある日、会社員の父が多忙の生活を送る中、心身ともに体調を崩し、59歳という定年間近で急遽この世を去りました。その時の父の死が自分の人生を大きくかえるきっかけとなりました。

 当時の父は持病も多くあったため、薬も多く服用しており、不況の中、心身ともにボロボロの状態で、「本来の元気な姿の父」がどこかにいってしまっていました。
 そんな父に当時の自分には何もできなかったことがとても悔しく、また自身もこの先いつか同じような人生を歩んでしまうのではないかと不安になりました。

 ある日、体調が優れなかったので、鍼灸院に初めて行って治療を受けてみたところ、身体がスッキリし、心の不調もいくらか改善されていることに驚き感銘を受けました。
 
 今まで不安に感じていた将来の事や過去の自分を振り返り、自分が治療家となれば、それらの不安も自分自身で解決できるようになり、そして自分と同じような心身の不調で苦しんでいる方の支えとなれる、
そう考え、思い切って脱サラをし、治療家としての道を生涯の仕事にしようと決意しました。

治療家としての経歴

 3年間専門学校に通い、人生で一番勉強しました笑。学生時代はLAの海外研修に参加したり、大学野球部のトレーナー活動もしました。
 地元のリラクゼーション店でマッサージの腕を鍛え、鍼灸あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得してから、川崎や埼玉の鍼灸院で在宅医療やリハビリなどに携わり重病患者さまの治療に携わってきました。リハビリの理学療法の勉強をできたのはとてもよかったです。

 その後、会社員の方が多くご来院される浅草橋駅近にある「森の治療院」にご縁があり、2018年12月まで勤め、これまで沢山の治療を経験してまいりました。
 
 創立18年(2000年〜)の森の治療院では、自費治療専門であったため、とても厳しい環境でしたが、優しい院長とスタッフに支えられ、指名患者数の歴代記録を最短で塗り替え続けることができました。
 目標にしていた院長の指名数を越えた際、私はもっと自分の治療の可能性を拡げ、治療家として更なる成長を遂げるため、独立を決意しました。

 デスクワーク症候群でお悩みの方の治療を得意としている為、オフィスワーカーの方が多く、また居住地域もあり、歴史と伝統のある下町の日本橋人形町を開業場所に選びました。
少しでも地域の貢献になれるように早くこの街の一員になれるよう努めてまいります。

治療についての考え方

 自身の体験を通じ、私は治療する上で必ずその人の「心」を意識して治療を行っています。それは身体の不調には「心」が多く影響していると考えているからです。東洋医学は不調の部分ではなく身体全体を診て治療する医学です。また、身体の不調には様々な背景・要因があり、生まれ育った環境から現在の自分に到るまで、人それぞれ千差万別です。
 
 そのため「病や症状を診る」だけでなく、「人を診る」事をとても大切にしており、脈診や腹診、手足のツボの反応などをみて、その人の身体の状態を診断していきます。
 「心」と「身体」の両面を意識し、一人一人の患者さまにしっかりと向き合い、丁寧な診察を行う事、これがその方に合ったオーダーメイド治療だと考えております。

いしわた鍼灸院の理念

 身体や心の不調で悩まれていつもの元気な自分を見失っている方に「本来の元気な自分の姿を取り戻してもらいたい」それが当院の願いです。
そのためには、「誠実」に「謙虚」な姿勢で「思いやり」の心をもって患者様を治療することが何より大切だと考えています。
 患者さまの笑顔を一人でも多く見られることを願い、また皆様のお役に立てるよう日々精進してまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

いしわた鍼灸院 院長 石綿 教史