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はじめまして。鍼灸あん摩マッサージ指圧師のいしわたです。

私は、現在都内の自費治療をメインとした治療院にて、鍼灸や指圧マッサージを日々行っています。今年、2018年7〜9月頃に日本橋、人形町、あるいは門前仲町辺りで一人で鍼灸院を開業する予定で現在準備を進めております。

今まで学んできた鍼灸治療や心身に関わる知識、日々の臨床で携わった患者様の症例などから様々な情報をブログで更新していきます。このサイトを通じて一人でもココロとカラダがスッキリとしていただければ本望です。どうぞ宜しくお願いいたします。

プロフィール

・生年月日:1984年(昭和59年)5月19日
・出身地:神奈川県藤沢市
・出身高校:神奈川県立湘南高校
・出身大学:明治学院大学
・居住地:東京都江東区

・特技:野球(投手)・ダンス(大学でちょっとだけ)
・趣味:読書、音楽、ネットTV(Hulu・amazon)、GOLDGYM

保有資格

・鍼(はり)師
・灸(きゅう)師
・あん摩マッサージ指圧師
・ホームヘルパー2級
・アロマテラピー検定2級

鍼灸業界を目指した理由

私は、小2から高3までずっと野球漬けの日々でした。

元々地肩が強く、見た目はキャッチャーでしたが、小6〜高3までいいチームに恵まれ、ずっと投手として甲子園を目指し野球を続けていました。

そんな中、高3最後の夏の大会直前、私は不幸にも練習試合で左手を骨折してしまいました。

当然私は、何とか試合に出場するため、あらゆる治療を受けました。治療のおかげで奇跡的に何とかボールを掴めるまでになり、試合に少しだけ出場することができました。

ただ、試合は予想外の結末であっけなく負けてしまいました。エースを託されていた僕はチームに何一つ貢献することが出来ず、甲子園への夢や僕の青春は不完全燃焼で終わってしまいました。

そこからの私は、精神的なショックや虚無感から抜け出せず受験も失敗し浪人して鬱々とした日々を送りました。地獄のような浪人生活も最後までギリギリの戦いでしたが、何とか土壇場で合格し大学に入る事ができました。

大学では今までの辛い気持ちを払拭しようと、野球やダンスのサークル活動、アルバイトに明け暮れ、大切な友達を作ることもでき、とても充実した日々を送ることができました。

  

ただ、そんな充実した日々を送っていた矢先、不幸は再び訪れました。大学4年になり、就職先も決まり、これから社会人として準備をすすめていたある日、

 

父が突然帰らぬ人となりました。

 

サラリーマンの営業職であった父は、バブル崩壊以降、仕事のストレスなどが積み重なり、多忙で体調不良が続いていて、最終的には心筋梗塞が理由で亡くなりました。そこからの私は、再び人生の大きな苦痛を味わったことで、より弱くなってしまい、心がボロボロになりました。

父が喜んでくれた会社で何とかサラリーマンを頑張ろうと四苦八苦しましたが、ボロボロになった精神状態で仕事が思うようにいかず、失敗ばかりし、残業も毎月120時間くらいを繰り返していました。何度もインフルエンザにかかり、ストレスで体重も半年で14kg増加し、完全にうつになっていました。 

そんなある日、たまたま高校時代にお世話になった野球部の先輩と再会し、その先輩が鍼灸マッサージ師として活躍している事を知りました。

最初は、鍼灸マッサージ師って何?って思っていましたが、話を聞いてるうちに、身体だけでなく心も癒す事ができ、あらゆる身体の不調に対応できる東洋医学の魅力に惹かれていきました。そして、鍼灸治療を受けた後、身体がとても楽なった自分は、治療一つでこんなに心も軽くなってスッキリするんだと感動しました。

 治療を終えて帰る頃、私は「サラリーマンとして会社の為に生きていくのではなく、人の心や身体を癒せる鍼灸師になって、自分や父のように心身が不調で苦しんでいる人を救いたい」そう決心しました。

そして、約3年勤めた会社を退職し、思い切って鍼灸の道を目指すことになりました。

鍼灸学校に在学中学んだ事

 「鍼・灸・あん摩マッサージ指圧師」の三つの国家資格を同時に取得でき、アスレティックトレーナー(AT)といういわゆるスポーツトレーナーの勉強もできる専門学校に入学しました。看護師や理学療法士などと同じ国家資格である為、3年間学校へ通い、卒業実技試験・筆記試験に合格しないと国家試験を受験できません。

学校では、鍼・灸・あん摩・指圧・マッサージの実技がそれぞれ行われ、座学では東洋医学概論・はりきゅう理論・経穴学(ツボ)はもちろん、解剖学、生理学、病理学、臨床医学総論・各論、リハビリテーション医学、関係法規などなど勉強する範囲が広く膨大な教科書をこなす日々でした。高校受験や大学受験をした経験があった為、余裕だろうとタカを括っていましたが、そう甘くありませんでした。むしろ、こんなに勉強するのかと驚きました。

ただ、色々な想いや覚悟を持って入学した為、あまり苦には感じず、おそらく人生の中で一番勉強が楽しいと感じました。また、トレーナーコースも受講した為、放課後も実習や授業でほぼ丸一日勉強・実技の日々を過ごしました。

在学中は、マッサージの腕や施術経験を積む為、リラクゼーション系のお店で働きました。また、トレーナー活動として、高校陸上部のストレッチ指導や、大学の野球部に帯同して、選手のケアや体力テスト、筋トレ指導なども行い経験を積みました。  トレーナーの勉強の一環で、学校の OBが所属するアメリカのロサンゼルスにある、大学にも研修へ参加しました。NBA選手やメジャー選手のトレーナーをしている先生から鍼灸の治療方法やマッサージ、テーピングの技術なども学びました。  

そして、あっという間に月日は経ち卒業学科・実技試験を合格し、国家試験も無事合格できたため、鍼・灸・あん摩マッサージ指圧師になる事ができました。

   

国家資格を取得から現在まで

国家資格を取得して、すぐに治療院開業をする先生もいますが、私は色んな経験を積んで人としても施術者としてもスキルアップしていこうと決意しました。そして、学校からの推薦でまずは治療の幅を広げる為にも、ご高齢者のリハビリや徒手療法、鍼灸治療に力を入れている治療院に務める事にしました。 

そこでは、脳梗塞やパーキンソン病などの歩行困難の方を中心とした患者さんが多く、中にはALS(筋萎縮性側索硬化症)などの難病の方も担当しました。鍼灸学校ではあまり深く学ぶ事ができない、理学療法士(PT)のリハビリ技術や知識などを、病院内でリハビリを長くされた先生の指導の元、たくさん学ぶ事が出来ました。

また、機能訓練型のデイサービス(身体のリハビリをメインとした施設)にてご高齢者への施術、歩行訓練、体操などの指導も行いました。

   

 

 

 

 

在職中には、ボランティアで各地のフルマラソンの大会でトレーナー活動をしたり、全国の鍼灸学術大会において論文を発表するなどの機会もいただきました。

  

現在の高齢化社会において、この治療院での経験は自分の財産となり、何よりご高齢者様の優しい心に触れる事ができ、とても貴重な時間を過ごす事ができました。

そして、自費治療をメインとした個人の治療院開業を目指す自分にとって、より臨床経験を積みレベルアップしたいと考え、都内の鍼灸院に務める事となりました。ここは、接骨院のような短い時間で行う保険治療は一切行わず、自費で60分以上施術を行う高い臨床技術が要求される治療院です。

鍼灸治療、指圧療法がメインで、自分の開業に向けて何よりいい勉強・経験になっております。患者層は、主にデスクワーク中心で働き世代の方が多くいらっしゃいます。ここの治療の特徴として、長野式治療という鍼灸の有名な流派に基づいた治療を推奨して行っております。自律神経失調症やギックリ腰の治療を特に強みとしていて、鍼灸治療がとても人気です。

 

この治療院は、開院して約20年近く経つそうですが、私は猛勉強や猛練習をした結果が功を奏して、最も最短で指名NO1を取得し継続する事ができています。

そして、今年の夏から秋頃に開業を行う為、現在準備を進めているところです。

よろしくお願いいたします。